自主制作怪獣映画『G』見てきました。多分しばらく上映されないと思うのでネタバレ全開。
昔、(おそらく)自分のミスで同僚を見殺しにしてしまった二人の自衛隊隊員がそれぞれ人が死ぬ必要のない兵器の開発に着手する。一人は巨大特殊戦
車『ロボ』を制作し、もう一人は最強の生物兵器を開発する。しかし生物兵器の開発者、我羅衛門博士は自ら開発した薬品を使用し怪獣ガラエモンと化してしま
う。いつまでも重い腰を上げない自衛隊に「あなたたちは何も守れない!」と『ロボ』開発者豪田一佐は単身『ロボ』を駆り出撃するが……
既存の作品に喩えるなら雰囲気はWooに似ている。映像の完成度は非常に高い。おもにCG。多分レイゴー、ギララのそれと比較しても群を抜いているでしょ
う。実写部分とCGを絶妙にリンクされている技術もすごい。飛んでくるCG戦車にぶち当たって血吹いて倒れる実写隊員とか。あと電線が細やかに描写されて
いたのも印象深い。この映画の最強怪獣は電線といってよいほどそこらじゅうに絡んでくる。今の時代に即して作るのならまぁこういうのが受けるのかなーとか。
映像を楽しむには絶好の怪獣映画といえましょう。
さてシナリオ面。正直怪獣映画としてはダメダメといわざるを得ない。怪獣映画ではなくロボット、ヒーローモノとして見たほうがいい。主役の豪田一
佐がただ「ウザい勘違いやろー」でしかないことも残念。同じ志でヤバイ兵器開発してた仲間を怪獣になったとたん執拗なまでに攻撃したがり勝手にロボで出撃
して最後は「これで罪が償われて云々」とか言って自爆するとかとても正気の沙汰とは思えない。前線の部隊長のほうがよっぽどかっこいいし主人公していた。
ラストは「敵が怪獣だった頃は良かったな」という前記部隊長のセリフとともに無数のロボが空を飛ぶカットが入り、終。ガラエモンが「ただ水が飲みたかった
だけ」という行動原理も含めて、怪獣よか人間のほうがよっぽど恐ろしい、って言いたかったんだとは思うけど、ならばこの映画でも怪獣はとんでもなく不幸すぎる。個人的にベストオブ不幸怪獣と思ってる機龍なんてメじゃないほどとんでもなく不幸すぎ。もうこの映画は怪獣に愛のない人間が中心になって作ったとし
か思えない私は君等の特撮技術だけ映像界に貢献することを願ってもうねるよ! ぷんすか。
あと同時に上映された大量の自主制作映画たちを思えてる順に。
・内田美優さん(11)ミニミニライブ
映画じゃねぇ! でもこれが目的の半分だったし。現役高校生監督の内田清輝さんの妹さん、内田美優さんが晴れハレと苺コンプリートと自作曲を歌っ
てくれました。どうやら子役の劇団員らしく物怖じせずステージに立ってたのがすげー。歌唱力はどうだったっけか? ずっと足見てたから分からん。
・桃色ハイスクール☆生徒会長はサイボーグ!? ~ダンボール中学生VSサイボーグ中学生~
これは原題でタイトルは『充電池家の一族』らしいです。例の内田監督作品。初っ端から美優ちゃんの狂乱かハレグゥ並のハイテンション超早口独り言
とともに犬の散歩しながらUFO(タコ糸が見えてる)に遭遇。ミミズの趣味で女の子は屈強な男性に帰られてしまうので女の子は家から出られないそうです。
分子変換銃で撃たれてハエとちっちゃい人になった二人は超能力で戻りました。ミミズの支配を逃れるために穴を掘っていたら……もうやめた。高校生パワー全
開の深夜ココスバリのネタを抜群のカメラワークと編集能力で仕上げたこの作品。すげーの一言。
・サザザさん
活弁。つまりリアルタイムアフレコ作品。目の前でノートンファイターの声もやってる坂本頼光さんが声を当ててくれました。サザエさんに似ている気がしないでもない。胃園家のおじいちゃんがヒロポンをなくしてさぁ大変というお話。
・午前のロードショー
字幕in。某グリーンマイルのコーヒーに似てるけどつづりの違うコーフィさんがデビルマン、鉄人28号の特撮映画史に燦然と輝く二作品を絶望的に批評。ランボーさんは自分がいやになっているようです。
・MRA
JRさんという外国人さんの作品。場違いなほどハイクオリティな作品。人知れず跋扈するモンスターを退治するとあるハンターの物語。毎週土曜の深夜にやってます、って言われても嘘だと気づかない程度のクオリティ。
・実写版崖の上のぽにょ
出演:真アジ(国産)、カタクチイワシ(国産) 原作:H.P.ラヴクラフト
あと覚えてねーや。mixi日記のコピペなのは許してね。